あんぽ柿・枯露柿
【 あんぽ柿 】
〜平成14年度〜
14年の甲州百匁柿は天候に恵まれ約2000個は作れる見込みです。
今年も主人の本職が忙しかったせいか、消毒をサボっていたせいか(無農薬に近い減農薬と主人は言っています)、夏の間なくなってしまうのではないかと思われるくらいボタボタ落ちていました。
昨年は大変な不作で2000個弱でしたから、全てお買い上げいただき、1個も主人の口に入りませんでした。
少ししかならなかったせいで、大ぶりに出来上がり大変喜ばれました。
柿木の下にも、横にもアイリスが植えてあります。夏場にアイリスの植え替えをしていると、
あちこちでバサッ!、ドサッ!と実の落ちる音が聞こえてこの調子では成っているのがなくなってしまいそう。
なんて思っていたのも、ご覧のように赤く色づいてくると、結構数が有ってもぎ取りは腱鞘炎になりそうでした。
柿木は小さくなるように作っているのですが、それでももぎ取りはテレビショッピングでおなじみの”高枝切バサミ”でチョキッ!チョキッ!と切っていきます。
このはさみは切ってから枝をつかんで下まで持ってこられるので柿取りにはとても重宝しています。
一度畑の中に山積みにしてヘタ取りなどの作業をします。
今年は10月26日からもぎ始め、もいでは剥き、もいでは剥きの繰り返しで、11月5日にようやく終わりました。
主人が勤めている関係から、奥さんが重点的に仕事をすることになり、力仕事で大変です。でも主人も柿取り休みをとり、頑張りました。
奥さんは皮むきに千円出来ましたに入ってからもぎ取りをはじめ、皮むき、天日干し全てを2人でします。
乾燥も最近はやりの強制的な乾燥は行なわず全て天日干しのため、天候に左右されることが多く、出荷は早くても12月下旬からになってしまいます。
最近は自然食が注目され柿もその効用が多く注目され始めています。
この地区では11月3日は地区の運動会が毎年行われ、2日の事前準備とで2日間仕事が出来ません。
早くもがないと、霜が降りやわらかくなってしまうので、2人で全部こなすのはとてもムリなので、今年も奥さんの姉さんが手伝ってくれました。
おかげで全部剥き終わり、きれいに干し場に並びました。
面白い格好の柿が今年もたくさん取れました。
捨てるのももったいないので、このまま”うまし柿”にして食べてしまいます。
”うまし柿”とは木の上で完熟しぽたぽたにやわらかくなったものを言いますが、もぎ取った後そのまま完熟させてもおいしくいただけます。
”うまし柿”とは木の上で完熟し”ぽたぽた”にやわらかくなったものを言いますが、もぎ取った後そのまま完熟させてもおいしくいただけます。
”うまし柿”はお買い上げいただいたお客様がご希望であればお分けしています。(もちろん無料です)
但し、柔らかく発送は出来ないので家にきていただいた方に限ります。また、なくなり次第終了です。
11月15日、毎日12月のような良い天気が続き、甲州の空っ風にさらされた柿は順調に仕上がっています。
11月23日、今日は地区の敬老会がありました。
今年は極めて順調に仕上がり、もう小さいものは出荷できるようなものも出てきました。
【あんぽ柿 〜13年〜へ】