【ぶどう畑の1年間】

 商品見本   価 格 
冬のぶどう園は寒さに耐える木々が春の芽吹きを待っています
ようやく春が来て、勢い良く目吹が始まりました。
スクスク新芽が伸びていきます。1年間で10mほど伸びたものもありました。極力消毒を少なくしているため、ちょっと油断すると虫が入ってしまうい往生しています。
平成13年春、新規に5種類の苗を植えました。昨年はただ伸ばすだけで終わりました。
2年目の今年は春からスクスク順調に成長し、花芽をつけましたのでそれぞれ2〜3房の味見を着けてみました。
結果、思ったより良い成績で後2〜3年もすればかなり収穫できるでしょう。
5月も連休を過ぎるととたんに成長のスピードが速まり、色々な作業が大変になってきます。
盛大に花が咲きました。枝数も適当に間引き、一枝1〜2個実をつけるように摘房します。
忙しい日々が続きます。
ぶどうの房は手のかかる代物で、花が咲く前からの摘房から始まり、房作り、ジベ処理、摘粒、袋掛けなどの作業があります。
前から作っていた、デラ、ブラック、巨峰、レッドクイーンなどの作業が目白押しです。
梅雨時は雨が降ってもカッパ姿で作業は続けなければなりません。
花も終わり、実がついてきました。
良い実がついてくれる様摘粒をします。
種類によって1房35粒、40粒、45粒など残す粒の目安が決まっています。 ぶどうの房は自然にあのような形にはならず、全てがしっかり手入れされて育ちます。 この通りに残せば形の良い房が出来上がるわけです。
袋をかけて暫くはこのまま大事に育てられます。
8月になり大分実ってきた感じがします。験しに袋をとって見ました。良く色づいています。
もうすぐ収穫できるでしょう。
棚下のアイリスも今年は早く植え方のでよく育っています。
7月以降はデラウエアから実ってきますが、ここで果物の天敵がいっぱい押し寄せてきます。、
その中でもムクドリは始末が悪く追ってもおってもすぐに舞い戻り、ぶどうの房が芯だけになってしまうほど食い荒らします。、
こんなとき大変役に立つのが、これです!、
天敵との攻防は昔は”かかし”、少し前までは”使い古しのカラオケレーザーディスク”でしたが、重過ぎて風で巧みに動くことが出来ませんでした。、
いまはPC用のさまざまなCDがこの任を担って活躍しています。CDは少しの風にも反応し便利に使っています。
本来の使い方とは全く違いますが、この虹色の輝きと目玉マークは相当の効果があり、
いつもならば棚下に人が居てもずうずうしくつまみにきていたのが、すっかり遠のいています。
ロザリオビアンコです。験し付けの房は順調に成長し、形、味ともにすばらしく、2〜3年後の収穫が期待されます。もう少しかな?
巨峰です。大分黒くなっています。もう一息です。
ロザリオロッソです。験し付けで手入れが行き届かず、粒抜きが少なすぎました。
でも大分赤くなって、ちょっとつまんでみようかな・・・・。
ユニバラセブンです。昔”レディスフィンガー”と言う有名なぶどうがありましたが、その流れを汲む優雅な姿です。
甘味は強く、皮が薄くそのまま食用にします。
粒抜きに失敗し、粒が多すぎると房も大きくなりすぎて、こんな状態になってしまいます。
大型ぶどうは1房に35〜40粒と玉数が決まっているのです。
ゴルビーです。最近特に人気の品種で赤系大玉の魅力が最高です。
まだ十分に色づいていません。もう少しです。
ブラックオリンピア、通称“ブラック“です。巨峰に似ていますが皮が薄く甘味が強く、
一口にぱくっと口に入れ”ポキッ”と割れる触感がたまりません。もうすぐ収穫できるでしょう。
収穫の終わったデラの棚です。なんとなく役目を終わってほっとしているように見えます。
デラぶどう4kg出荷箱です。
今年は最後になってドンデン返しが待っていました。
夏が暑すぎて、夜になっても気温が下がらず、黒系を中心に着色不良になってしまいました。
味はおいしく、熟して入るのですが、見た目に真黒にならず通称「赤熟れ」の状況でした。
売り物にならないものは切り落として捨てたり、少しでもましなものは加工用として処理しました。
秋も深まり、デラも紅葉してきました。
すっかり葉が散ってしまいました。